運動でむくみが治らない理由

症状別

「なんで運動してるのにむくみが治らないの?」

・・と、モヤモヤしている人がすごく多い印象ですね。

これ、メカニズムがわかるとスッキリするので、ムダな運動をせずにむくみ体質を卒業したいひとは最後までお読みください。

結論から言います。

むくみの原因は「低タンパク」です。

だからといってプロテインをガブ飲みするのは絶対にやめてください。カラダを壊します。

ここは重要ポイントなので、またあとでゆっくり解説しますね。

 

■運動の効果は一時的

そもそも、運動でむくみが良くなるメカニズムはこうです。

運動の刺激

血流促進

リンパの流れ促進

むくみ改善

ポイントは、出発点が「運動の刺激」である点。

ふだんから血流に滞りがなければ、運動の刺激がなくても、リンパの流れが滞ることもなく、老廃物排出などの機能を果たしてくれることになります。

例えていうなら、親に怒られてしぶしぶ宿題にとりかかる子供のようなカンジですね。

子供が自主的に宿題をやってくれるようになれば、親の叱咤激励は不要になるわけです。

つまり、運動の刺激がなくても、カラダが自発的にリンパを流して老廃物排出ができれば「根本解決」になるんですね。

 

■むくみの正体は低タンパク

まず、大切なことをひとつだけ覚えてください。

カラダにはこういう思惑があります。

「血液中のタンパク質濃度を一定に保ちたい」

大事なことなので、もう一度言います。

「血液中のタンパク質濃度を一定に保ちたい」

・・覚えましたか?

ところが、低タンパクのひとは、当然ながら血液中のタンパク質が少ないです。

すると、血液中のタンパク質濃度が低くなります。

はい、ここでカラダの思惑を思い出してください。

そうそう「血液中のタンパク質濃度を保ちたい」でしたよね。

だから、低くなったタンパク質濃度を回復させるために、血液中の水分を血液外に出してやります。

そうすると、血液中の水分が減るぶん、タンパク質濃度が上がる(=回復する)というわけ。

こうして、血液外へ押し出された水分が「むくみ」として自覚されるんです。

メカニズムをまとめると、

低タンパク

血液中のタンパク質濃度下がる

血液中の水分が血管外に押し出される

むくみの発生

だから、運動をしても低タンパクがあるならむくみは残りやすいし、運動をしなくても低タンパクがないならむくみは残りにくいです。

※血液検査から低タンパクを推測する方法は、公式LINE登録特典の「血液検査でわかる栄養解析チェックシート」をご覧ください。
https://line.me/ti/p/%40dwh3624c

 

■主食摂取はマスト

低タンパク以前に、むくまないために大切な習慣をあげますね。

・ストレス軽減
・1日3回の主食
・十分な睡眠

ここらへんは低タンパクよりも手前の問題なので、最優先で行うといいです。

ストレスがあると、タンパク質がエネルギーになってしまう働きが強くなります。

ストレスの強いひとが筋トレしてもなかなか筋肉がつかないのはそういう理由。

当然ながら低タンパク→むくみの流れも起こりやすくなります。

 

「1日3回の主食」これ抜けているひと多いですね。

ヒトのメインエネルギー源である主食を摂れていないことは、スマホの充電がつねに不十分であることと同じです。

だからカラダは代謝を落として「節電モード」になる。これの行き着く先は甲状腺機能低下です。

代謝が落ちるから、冷えるしむくみます。

主食をしっかり摂るようになっただけでむくみ改善するケース、とても多いですよ。

十分の睡眠は言うまでもないから省略!

というわけで、慢性的なむくみに悩んでいるひとは、考え方を転換してみてくださいね。