ストレスがあるうちは治らない

分子栄養学

ゴムを両手で左右に引っ張ると、そのゴムは必死に戻ろうとしますよね。

この戻ろうとする力が、もともとの「ストレス」の意味です。

 

ある程度のストレスは生きる上で必要なのですが、強いストレスはやっぱり良くないです。

どんなに運動を頑張っても、食事を気をつけても、強いストレスが取り除けないと治らない。

これはぼくの10年以上の臨床経験でもつねづね感じていることです。

 

なんか、皮肉な話ですよね。

健康意識がすごく高くてストレスがある人よりも、健康意識が低いけどもストレスのない人のほうが、健康的だったりするんですよ。

あなたの周りにもいませんか?

健康の知識は豊富で行動力もあるのに、いつも何かに追われてどこか不健康そうな人。

こういう人が体質改善するなら、仕事や人間関係をガラッと変えないことには少々厳しいんです。

 

上記のツイートでは「ストレス増→太る」という流れをお伝えしたのですが、あれがストレスによって起こる悲劇のうち氷山の一角です。

ストレスが増えると、これらのバランスが一斉に崩れます。

  • 体温
  • 血圧
  • 脈拍
  • 血糖値
  • 血球数
  • コレステロール値

で、これらのバランスを取り戻すのに、それぞれのホルモンやビタミンが必要になります。

 

たとえば、ストレスが増えると、抗ストレスホルモン「コルチゾル」は、副腎から分泌されます。

副腎を動かすにはビタミンCが必要なので、ストレスが増えるとビタミンCの需要量がアップ。

すると、ビタミンCの大半が副腎にとられてしまうので、他の組織がビタミンC欠乏になります。

 

とくに大量のビタミンをつねに必要としているのは白血球です。

白血球は「おれのところにも、ビタミンCを分けてくれ!」と叫ぶんですね。

ところが、その多くを副腎にとられているから、白血球がビタミンC不足に陥ります。

白血球が司っているのは?そうです。免疫ですね。

だから、ストレスが増えると、免疫が落ちて風邪をひきやすくなります。

 

これはほんの一例です。ビタミンCは眼球・血液・肝臓・脳にも必要です。

こうやって、ストレスが増えただけで、芋づる式に全身に影響が及んでいくんです。

 

いくら運動や食事をがんばっても、ストレスがあったらダメだということ、少しはお分かりいただけたでしょうか。

とくに今はコロナの乱世。できるだけ免疫は落とさないようにしたいものですね。