栄養って収支が大事なんですが、せっかく摂ってもストレスで消費しているひとが多いです。
そういうひとは、
❶課題の分離
❷自分基準
❸エッセンシャル思考
こういう思考型をインストールすると、栄養のダダ漏れが止まります。
ひとつずつ解説します。
❶課題の分離
ちょっとむずかしい言葉ですが、要するに「じぶんの課題とだれかの課題を分けよう」です。
「こう言ったら、あの人にどう思われるだろう」
と一生悩んでいるひとがいますが、何を言うかまではじぶんの課題ですが、それを言われた相手が何を思うかは相手の課題です。
それをじぶんの課題として引き受けてしまうと、栄養がダダ漏れます。
というわけで、練習問題。
下の「課題の分離ができてないひと」の課題を、分けてあげてください。
・「宿題をやりなさいといっても、やってくれない」
・「同僚の仕事ぶりをみていると、イライラする」
・「あの上司、また不機嫌なのかな」
ぼくがクライアントさんに「お酒を減らしてくださいといったのに、減らしてくれない」と悩んでいたら、数十人を同時にサポートすることは到底できません。
ぼくの課題は、あくまでアドバイスをするところまで。
実際にやるかどうかはクライアントさん次第だと思っているからこそ、栄養のダダ漏れが起きず、日々健康でいられるんです。
❷自分基準
「勧められたとおりにサプリを飲んだのに治らない」
「あの先生はこう言っていたから・・」
「あの本にこう書いてあったから・・」
こう嘆くひとの共通点は、行動基準が他人にあること。
自分がどうすればいいかの答えは他人がもっているから、他人の顔色や意見を終始気にしていなければならず、栄養のダダ漏れが起こります。
自分基準があるひとは、他人の意見を参考にはしますが、鵜呑みにはしません。
「あの先生はこう言っていたが、私はどうしようかな?」
「あの本にこう書いてあったが、私はどうしようかな?」
つねにこう考えるので、そのやり方が間違っていたとしても、すぐに軌道修正できます。
もともと優等生で、親や先生の言うとおりにしていることが自分を守る最善の方法だった場合、この古いOSがインストールされたままのことが多いです。
そんなときは、今でもそのOSが必要か自問自答してみるといいです。
昔は必要だったけど、今は必要なさそうなら、OSはアップデートしていくといいかもしれませんね。
❸エッセンシャル思考
こちらはぼくの大好きな『エッセンシャル思考』という本そのままですが・・
エッセンシャル思考とは、エネルギーの使いどころを最小限にするおかげで、他の多くのことに消費するエネルギーを節約できる思考のこと。
この「エネルギー」という言葉、そのまま「ATP」に置き換えてもらってOKです。
エッセンシャル思考のひとは、こうかんがえます。
「何を捨てるべきだろう?」
「どこに注力すべきだろう?」
「どれを優先すべきだろう?」
そうでない思考のひとは、こうかんがえます。
「どれだけ取り入れられるだろう?」
「どうやったら全部やれるだろう?」
体質改善で結果が出やすいのは、明らかにエッセンシャル思考の持ち主です。
ぼくがYouTubeなどでつねに優先順位について触れるのは、体質改善のいろんな場面で優先度に差があることを知ってほしいから。
「ビタミンやミネラルを補給する前に、まずは主食をとりましょう」
「食事の知識をインプットする前に、たくさん睡眠をとりましょう」
「体調が悪いうちは、もっとコンビニやスーパーを活用しましょう」
こういうヤツのことですね!
・・と、栄養をダダ漏れにしないためには、いろいろ思考面でも工夫ができます。
ただ、栄養が足りないから柔軟な思考ができないという側面もあるので、メンタル面と栄養面を両輪でみていくといいですよ。