スパイスを舐めるな

分子栄養学

ごめんなさい。スパイスを舐めていたのはぼくです。

スパイスって、カンジダや胃腸の不調があるひとにも簡単につかえます。

・甘いものをやめられない
・やる気や活力がわかない
・天気の悪い日は不調がち
・胃もたれやお腹の張りがある

これらが当てはまる人は、ぜひ参考にしてみてください。

 

■家賃を下げて保険を解約しなさい

体質改善において大切なのは、影響の大きなところに目を向けることです。

たとえば家計の節約をかんがえたとき、ATMの手数料を100回節約するよりも、不要な保険をたった1つ解約したほうが成果は大きいですよね・・?

体質改善も、これと同じなんです。

添加物の害を気にしすぎている人は、たいていその背景にあるストレスを見落としているし、野菜をがんばって食べている人ほど、主食が足りていません。

そうかんがえたときに、ぼくはスパイスの影響の大きさを見落としていました。反省。

すこしの投資額は必要ですが、なにしろあの手間の少なさ。振りかけるだけ。たった2秒です。

たったそれだけで、口の中がスカッとしたり、お腹が軽くなったりというカンジで体感があったので、これは使えるなという考えに至りました。

 

■スパイスの効能

ぼくが前述の体感があったのは、いわゆるスパイスカレーに入っているクミンなど。

わりと一般的なスパイスの種類と効能をまとめると、

◎クミン
・消化促進
・抗炎症
・抗酸化
・血糖コントロール
・抗菌

◎コリアンダー
・消化促進
・抗炎症
・抗酸化
・抗菌
・リラックス

◎ターメリック
・消化促進
・抗炎症
・抗酸化
・疼痛軽減
・肝臓サポート

◎シナモン
・血糖値の調整
・食欲促進
・消化促進
・抗炎症
・抗酸化

とまあ、こんな感じで、どれも似た作用をもちますが、手軽さをかんがえると良コスパです。

スパイス=辛いというイメージがありますが、上記のものはどれも辛くありません。

さすがにスパイスカレーを日常的に食べるわけにはいきませんが、炒め物や汁物に加えるのは大いにアリ。

とくに「抗菌作用」や「消化促進作用」は、カンジダや胃腸の不調があるひとにはかなり使える武器になりますよ。

(たぶんスパイスカレーファンに女性が多いのは、男性よりも女性のほうがカンジダや胃腸の問題を抱えているからと思われます)

 

■それでも治らないひとは

スパイスを取り入れても良くならないカンジダや胃腸の不調があるときは、それよりも影響力のあるものに着手してみてください。

ぼくがいつもお伝えしている、主食やタンパク質を味方にしていくことや、思考のクセをゆるめていくことですね。こちらはスパイスより体調を決める影響大です。

逆に、すでにこれらができている人は、スパイスを加えることでさらに前進させられる可能性があるので、ぜひお試しくださいね。