性格のせいにしなくていい

分子栄養学

たとえば、生理前。

生理前はエストロゲンの影響で、銅を運ぶタンパク質が増える。

すると、ふつうに暮らしているだけで体内が銅過剰にかたむく。

銅はれっきとした栄養素のひとつで、たいせつな役割をもっている。

それは、ドーパミンをノルアドレナリンに変換するという役割。

ノルアドレナリンは冷静さや集中力を保つために大切だからね。

しかし銅が増えると、ドーパミンがノルアドレナリンに変換されすぎてしまう。

つまり「ドーパミン不足」「ノルアドレナリン過剰」になるわけだね。

冷静さや集中力を保つために必要だったノルアドレナリンも、過剰になるとすこし困る。

焦りやイライラなどの焦燥感が出やすくなるから。

そういうわけで、生理前のメンタル不安定は、わりと仕方なかったりする。

生理前は、親しい人にイライラをぶつけてしまったり、自己嫌悪に陥りやすい時期だよね。

でも、こういうメカニズムがあることを理解すれば、すこしだけ自己嫌悪感が減るかもしれない。

栄養についてくわしくなると、わりと気分や感情って、性格のせいじゃないんだなと思えることが多い。

性格のせいじゃないんだなと思える〝道具〟を備えておくだけで、いくらか自己嫌悪感が薄らぐならば、そういう道具は持っておくに越したことはないよな〜という話です。

さっきの話に戻ります。

そうはいっても、生理前にイライラする人としない人がいるよね。

生理前に銅が増える人とそれほど増えない人では、なにが違うんだろう?

とまあ、こうやって連想ゲームをしていくと、結局すべての栄養素はバランスってことがわかる。

単に糖質を減らせばいいわけじゃないし、プロテインをがぶ飲みすればいいわけでもない。

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