お菓子のきもちになってみた

分子栄養学

栄養界隈でお菓子が袋叩きに遭っている現場をよくみかける。

ぼく自身あまりお菓子を食べないが、たぶん根は悪いヤツじゃないから、今日はすこし擁護してみようと思う。

お菓子を食べると血糖値が急上昇したり、肌が荒れやすくなるメカニズムはたしかにある。

それがわかってるのについつい食べちゃうことを「砂糖依存」とかいうらしい。

納得できるし身近な事例もある。みんなが「甘いもの断ち」に走る気持ちもわかる。

でも、ぼくはクライアントに「お菓子を我慢して」とは言わない。

それでも、異常な欲求や肌荒れはちゃんと引いていく。

これって不思議だと思わない?

この謎を解くために、たった2つだけ新しい単語を覚えてほしい。

「原因」と「作因」だ。

・原因…その結果が起こる、そもそもの土台や背景
・作因…その結果を引き起こす、最終的な引き金

たとえば、朝の会議に遅刻した。作因は「寝坊」だ。

でも原因は、「決まって夜中3時に目が覚めてしまう体質」なのかもしれないし「しょっちゅう上司に連れ出されて夜中まで飲み歩いている習慣」かもしれない。

作因を変えるには、原因を変えなければならない。

さて、お菓子に話を戻す。

お菓子を食べすぎて肌が荒れた。このとき、お菓子は「作因」であって「原因」ではない。

我慢すれば、たしかに頻度は減るかもしれない。

でも作因が厄介なのは、原因を潰さない限り何度でも繰り返すという点。

「食べちゃダメ」で乗り切れるなら、あなたはこんなに苦労してないはずだから。

じゃあ、この〝お菓子問題〟における「原因」ってなんだと思う?

そのメカニズムを矢印であらわしてみよう。

==================

「お菓子は悪」「食べた私はダメなヤツだ」というストレス

抗ストレスホルモンのコルチゾール増加

やがて副腎疲労でコルチゾール不足

血糖値の調節能力低下(コルチゾールには血糖調節機能あり)

血糖の乱高下がつよくなる

さらに甘いもの食べたくなる

==================

タイミング的に、肌荒れをお菓子のせいにしたくなる気持ちは痛いほどわかる。

でも、我慢や制限の積み重ねで起こる「副腎疲労」が原因となって、結果的に甘いもの欲はさらに強力になることを知ってほしい。

ぼくが我慢を勧めなくてもクライアントが変わっていく理由もここにある。

自分責めや罪悪感のループをゆるめてやると、時間差で甘いもの欲は減る。

そのときクライアントは「そういえば最近コンビニに寄ってない」「言われてみればちょっとで済む」などと口にする。少量で済むお菓子って、もはやただのエンタメだからな!

お菓子の害だけをみるのは、木を見て森を見ず。

死ぬまでおいしいものを楽しみたいって夢は、捨てないでいい。ぼくが人生を旅と食で埋め尽くしたいと思っているように。

ただの「作因つぶし」がしたい人は、ぼくの発信は見ないほうがいい。

ぼくが発信する内容は、こんなカンジで抽象的だし、遠回りだから。

でも、ガッツリ「原因」と向き合って、我慢し続ける人生とオサラバしたいなら、この講義動画を観てみてね。土台からひっくり返すよ。
https://line.me/ti/p/%40927nscwr
(※55分あるので時間とれない人NG)

「私がやってたの、ただの作因つぶしだったかも……」

そう気づけた人は大チャンス。その発見こそが〝原因〟と向き合えた大きな第一歩だよ!