まごやさ勘違いあるある

分子栄養学

「まごやさ」というのは、日本古来の食材の頭文字をとった「まごわやさしい」の略称です。

まごわやさしい

ま…豆類
ご…ごま(ナッツ類)
わ…わかめ(海藻類)
や…野菜類
さ…魚類
し…椎茸(きのこ類)
い…芋類

体質改善をする上では、これらをしっかり食べていくことが重要です。

重要なんですが・・・結構勘違いを起こしやすいポイントがあるので、お伝えしておきますね。

 

この4点です。

  1. 食べていいものリストだと思っている
  2. 1日で全制覇しようと思っている
  3. 調理に手間がかかると思っている
  4. 1つの項目の中で偏っている

 

1つ目は「食べていいものリストだと思っている」という点。

そうではなく、食べるべきものリストなのですね。これを勘違いしている人が多い。

で、豆腐はめちゃくちゃ食べているけども、魚は全然食べていない、みたいなことが起こります。

まごやさの中で圧倒的に食べていないものはないか、チェックしてみてくださいね。

 

2つ目は「1日でまごやさ全項目を制覇しようと思っている」という点。

まごやさ食材って、たっぷり摂ることに意義があるのですね。味噌汁にちょっとワカメが入っている程度で「海藻を食べた」とはいえないんです。

たとえばキノコを4〜5種類買ってきて、バターと鶏肉と炒めて、しっかりと食べる。

こうやってキノコだけでお腹いっぱいにすると、翌朝とんでもない便が出たりするんです。

こういう食べ方をしたほうが、自分に足りないものを特定しやすい利点もあります。

 

3つ目は「調理に手間がかかると思っている」という点。

調理を複雑にすればするほど、基本的に栄養価は失われますし、あなたの大切な時間も失われます。笑

複雑な調理をしたものでないと満足できないこと自体、調味料や添加物の依存になっているのですね。

ブロッコリーは茹でるだけ、じゃこは載せるだけ、芋はふかすだけ、これで十分です。

体調が良くなってきたら、精神的に余裕が出てきて、もっと料理にこだわりたくなります。

料理に時間をかけるのは、それからでいいんです。

あくまで、美味しいものを作る目的ではなく、体質改善する目的で料理することを忘れないこと。

 

4つ目は「1つの項目の中で偏りがち」という点。

たとえばまごやさの「や」は野菜ですが、同じものばかり食べていませんかね?

ブロッコリー、カボチャ、豆苗、このあたり食べてます?

腸内細菌ってけっこうグルメなので、同じエサばかり与えると飽きちゃうんです。

食べていない野菜、食べていない芋、食べていない海藻を食べるようにしてください。

目に見える変化が現れていないならなおさらです。