それ、甲状腺機能低下では?

分子栄養学

以下の症状があるなら、甲状腺の機能が落ちているかもしれません。

・全身の冷え
・薄毛や抜け毛
・低血糖や副腎疲労
・何をしても痩せない

理由と解消のヒントを解説します。

 

■甲状腺ってなに?

甲状腺とは、のどにあるイチゴほどの小さな臓器です。

脳が社長なら、甲状腺は部長ですかね。

社長からいろんな指示を受けて、全身の代謝をコントロールしています。

つまり、小さいクセに、なかなかの「お偉いさん」なんですね。

甲状腺の機能が落ちると、冷えやむくみなどの「全身症状」が出てくるのは、甲状腺が広く全身をコントロールしているからというわけ。

血液検査的には「TSH>2.5」または「FT3<2.5」だと、ちょっと甲状腺の元気がないかも?と推測します。

 

■甲状腺機能低下=節電モード

俗にいう「副腎疲労」というヤツは、副腎が疲労しているわけではなく、副腎に命令を送る〝脳〟が疲労した状態です。

前項でお伝えしたとおり、甲状腺も脳から指令を受けますから、副腎疲労を起こしていると、甲状腺の機能も落ちやすいです。

よって、朝起きられなかったり、コーヒーや甘いものがやめられなかったり、副腎疲労っぽい特徴があって甲状腺の機能も落ちている場合は、副腎疲労を癒していくことが根本アプローチにつながります。

でも、今回メインで伝えたいのは、もうひとつの甲状腺機能低下です。

それは、ダイエットなどの目的で、長いこと糖質制限をしているケースです。

糖質はすべての活動のエネルギーとなるATPのメイン材料ですから、

「長期の糖質制限=慢性的なATP不足」

となります。

ATPの材料がつねに足りていないのに、毎日の仕事や家事や子育ては同じようにこなさなければいけないので、カラダは「そのぶん代謝を落として節電しなきゃ」とかんがえます。

そこで、甲状腺の機能を意図的に抑えて、節電モードに入るわけです。

数年にわたって糖質制限をしていたり、お米を食べると太るから怖いというひとは、とくに甲状腺機能が落ちているケースが多いので要注意です。

 

■どうすれば節電モードを解除できるか

気温が高すぎるところや低すぎるところにスマホを置くと、やがて節電モードに入ったり、一時的に機能をストップさせて使用不可になりますよね。

その機能制限を解除するためにはどうすればいいでしょう?

そうです。フツーの気温のところにスマホを戻してやることが一番ですね。

つまり、スマホに「もう危機ではありませんよ」と伝えてやることが大切です。

カラダの節電モードも、これと同じです。

しっかりと主食を摂って糖質補給してやると、カラダは「もうATPの材料不足は解消されたから、危機じゃないんだな」と判断します。

そうすると、甲状腺は徐々に元気を取り戻します。

糖質を正常に代謝できる力があれば、食後にだるくなったり、すぐに太ったりすることはありません。

まずは、1日3回お茶碗1杯のごはんを食べても、不調の起こらないカラダを目指してください。

朝も昼も主食を抜いているような人は、1日30gくらいずつ糖質量を増やしていくと良きです!

(※甲状腺の器質的な異常の有無は、病院で診察を受けてくださいね)