これだけで良くなった10選

分子栄養学

健康法って、高価なものや、難しいものほど、良くなりそうですよね。

でも、大切なことは意外と足元に落ちているモノです。

今回は、いとも簡単に症状が改善した事例を挙げていきます。

※「甘いものをやめる」のような、言うのは簡単だけどやるのはムズいものは対象外。

[1]あたたかい布団に変えた

「不眠」の改善例。

不眠の原因はシンプルに寝室の寒さだった。夜中に目が醒める回数が激減した。

ぼく自身、今年は羽毛布団をつかうようになって幸福度が爆上がりした。

毛布も要らないから軽い。寝返りも打ちやすい。とにかくあったかい。

あったかいとよく寝られる。寝る時間が楽しみになる。

人生の3分の1は寝床で過ごすのだから、睡眠環境への投資は早ければ早いほどリターンは大きい。

 

[2]友人と電話した

「過食」の改善例。

「今日は友人と長電話できたからか、過食衝動が全くありませんでした」とおっしゃった。

言いたいことが言えていないときに過食の衝動がくるケースはたくさんある。

でも、言いたいことを、むりをして本人に直接伝える必要はない。

聞いてくれるひとに、たっぷりと聞いてもらうだけでも、ストレスはグッと減る。

「じぶんの愚痴を聞いてもらうなんて、なんだか申し訳ない」と尻込みしがちだが、今度そのひとが困っているとき全力で助けてやればいい。

困ったときは、お互い様。

 

[3]お米を食べた

「肌荒れ」や「メンタル不安定」の改善例。

スマホは電池で動く。車はガソリンで動く。ヒトはATPというエネルギーで動く。

脂肪を燃やすにも、ホルモンを作るにも、肌を再生するにも、ATPが必要。

ATPのメイン材料は糖質。

糖質を摂らずして、ATP不足になるのは必然。

1日3回の主食を食べていないひとは、伸びしろしかない。

1日3回の主食が食べられるようになるだけで、いろんな症状が改善するからだ。

糖質恐怖症だったAさんが、主食を摂るようになって起こった変化は以下。

・食欲が戻ってきた
・肌がすごく綺麗になった
・あまり物事に驚かなくなった
・気持ちが安定するようになった
・ごはんがとても楽しみになった
・身体がポカポカするようになった
・緊張しやすい性格がなおっている
・人前で喋るときに頭で考えて話せるようになった
・クインケ浮腫とじんましんがピタッとなくなった

なお、まったく主食を摂れていない人は、すこしずつ復食すること。

 

[4]日光を浴びた

「うつ」の改善例。

毎年冬になるとメンタルが落ちるというクライアントさん。

日当たりの良い部屋に引っ越しただけで、冬が怖くなくなった。

その変化を科学的に説明すると「日光照射による体内ビタミンD生成量の増加」だ。

ビタミンDは日光にあたることで体内生成がさかんになる。

安定な精神状態に必要なビタミンDは冬に不足しがち。

冬になると元気がなくなるというひとは、積極的に日光にあたるといい。

(またはビタミンDサプリ摂取)

※ぼくが飲んでいるサプリは公式LINEを参考に。
https://line.me/ti/p/%40dwh3624c

[5]プロテインをやめた

「胃もたれ」の改善例。

低タンパクを改善するため、プロテインを努力して飲んでいる人は多い。

でも、それで余計に胃の負担を大きくしてしまい、悪化している例をたくさん見かける。

たとえるなら、運動不足だからと、毎日10km走って、膝を痛めているようなもの。

その場合は、まず1kmのウォーキングから始めるなど、故障を起こさない範囲で運動するはず。

食事も同じ。

たしかに低タンパクを改善するにはタンパク質が必要。

でも、低タンパクの時点で胃は弱っているのだから、胃に負担をかけない量のタンパク質摂取に限るべき。

「プロテインをやめて、肉や魚を1日のうち1食だけ摂る」くらいにすると、スッとお腹が軽くなって食欲が出てくる。

そうして少しずつ胃の機能を取り戻していくのが、正しい低タンパク改善の道。

 

[6]Mgサプリを摂った

「便秘」の改善例。

Mgは腸内の水分を集めるはたらきがある。よって便通が改善しやすい。

Mgはストレスで消費されるので、ストレス↑で体内Mg↓が起こる。

「便秘には食物繊維」というイメージがあるのは、食品業界における食物繊維がPRに成功しただけ。

食品業界が目指すのは、自社製品が売れることであり、あなたを健康にすることではない。

便秘にはMgやグルタミンやオリゴ糖を使うことが多い。食物繊維はその次くらい。

ついでにいえば、便秘でがんばって玄米を食べている人も、白米に変えると結構良くなる。

食物繊維を体内でプラスに働かせるためには、なかなかの〝健康度〟が必要。

だから体調が悪いひとにはガツガツ摂取をおすすめしない。

 

[7]ハチミツをなめた

「夜間低血糖」の改善例。

夜中に血糖値が下がり、何度も目が醒めることを「夜間低血糖」という。

寝る前にハチミツを大さじ1杯摂ることで、一旦血糖値が上がり、眠りの量質が改善する例は多い。

やや対症療法的なアプローチだが、眠りの量質が改善すると、ほかの慢性症状も改善しやすい。

なので、根本アプローチを同時進行する場合に限り、寝る前のはちみつはとても有効。

なお、1週間続けても良くならない睡眠障害は、別のところに原因があると思っていい。

 

[8]VDサプリを飲んだ

「花粉症」の改善例。これはぼく自身の体験談。

数あるサプリの中でも、なかなか即効性が高いのがビタミンD。

VD血中濃度の理想値は50〜70。30以下は重度の不足。ぼくは「11」しかなかった。

そこでVDサプリを摂取したら、目に見えてアレルギー性鼻炎が改善した。

なお、VDは過剰摂取リスクがあるので、必ず血中濃度を測ってから摂取すること。

このとき測るべき項目の正式名称は「血中25(OH)VD濃度」。

アレルギー症状だけでなく、メンタル不安定に即効した事例もある。

 

[9]昼寝した

「疲れやすい」の改善例。

昼寝に対して罪悪感があるひとは、それが「サボり」「怠け」という思い込みが強い。

母が休まずに働くひとだったから、自分も母としてそうでなければならない、云々。

厚生労働省の調査によると、1日の平均睡眠が6時間未満の割合は、男性が37.5%、女性は40.6%。

これは33カ国の中でなんと最下位。

33カ国の平均は8時間28分。最上位の南アフリカが9時間13分。

いかに日本人が寝ていないかわかる。

寝るだけで解決するなら、そんなカンタンな話はない。

あなたのパワフルさは、すっかり元気になってから発揮すればいい。

昼寝は「サボり」「怠け」ではなく、れっきとした「充電」である。

充電なしで動いてくれるスマホがどこにあるだろうか・・?

 

[10]サンドイッチマンの漫才を見た

「睡眠障害」の改善例。

眠れないとき、やれ電磁波がカラダに悪いとか、アロマを炊くといいとか、いろんな情報を耳にする。

でも、赤ちゃんがスヤスヤ眠れるのは、それらの情報を網羅している博士だからだろうか?

むしろまったく逆で、あんまり何も考えていないからこそ、赤ちゃんは眠る。

シンプルに、(自分が)寝やすくなるものを取り入れ、そうでないものを除けばいい。

そのことだけを伝えたら、素直に実行してくれたクライアントさんがいた。

「寝る前のスマホは良くないといわれるけど、サンドイッチマンの漫才を見るほうが眠れるみたいです!」

最高の自分軸を持ったリアクションがあった。答えはいつでもカラダの中。