ぼくが完全栄養食を食べない理由

分子栄養学

今日はひとつだけ超大事なワードをいいます。

ぜひ覚えてから閉じてくださいね。

「ドーズレスポンス」

コレです。

 

直訳すると「量と反応のカンケー」です。超わかりにくいですね。

噛み砕いて解説すると「期待する効果によって必要量は変わる」という意味です。

 

ビタミンCは100mgで壊血病を防ぐことができます。

でも、現時点であなたが壊血病でないならば、100mgのビタミンCは普段の食事から摂れています。

ビタミンCは、副腎疲労を取り除いたり、風邪を引きにくくする作用もあるんですね。

でも、その作用をはたらかせたかったら、100mgでは全然足りません。これがドーズレスポンス。

 

ぼくはビタミンCを20,000mg/日摂ってます。つまり20gです。

レモン1個20mgなので、毎日レモン1,000個分ですね。

これで風邪どころか喉を痛めることさえなくなりました。

 

動画をご覧になった方は「摂り過ぎて副作用ないの?」と思うかもしれません。

たしかにあります。栄養素や飲み方によっては。

なんでも大量に摂ったらいいわけではモチロンありません。

今のはビタミンCに限った話です。

 

ビタミンCだけでなく、他の栄養素にも「ドーズレスポンス」は適用します。

今の現代人は、欠乏症にならないための量は摂れているけど、慢性症状を解消するための量は全然足りていない。そういう栄養状態にあります。

その状態において、欠乏症を予防するための量しか入っていない完全栄養食は不要なのです。

せいぜい活躍の場は「無人島に漂着したとき」くらいでしょう。

 

動画では言ってませんが「完全栄養食」に含まれているタンパク質も残念です。

植物由来のタンパク質は、含まれているアミノ酸のバランスが悪く、あまり利用されないからです。

このことについては「プロテインスコア」でググってみるとわかりますよ。

 

とまぁ、完全栄養食とはこんな感じです。

いっちょまえに含まれているのは「糖質」くらいのもんです。