乾燥肌にはコレが不足

分子栄養学

乾燥肌に不足している栄養素は、おもに下の3つ。

[1]タンパク質

[2]ビタミンA

[3]亜鉛

ただ、これらを〝摂取しただけで〟不足解消するひとは少ないです。

摂取しても体内で代謝できなければ、使われずに排出されてしまうから。

というわけで、これらの代謝をスムーズにする方法を詳しく解説します。

 

[1]タンパク質

乾燥肌=肌が水分保持能力を失った状態。タンパク質は水分を保持する作用がある。

よって低タンパクは乾燥肌につながる。

血液検査の結果があれば、低タンパクが判定できる。判定方法は公式LINEの特典を参考に。

低タンパクがあると、タンパク質をがつがつ消化したり吸収したりできない。

にもかかわらず、低タンパクなのにプロテインをがぶ飲みする人が多い。

これでは消化不良→腸内環境悪化→アレルギー症状などの悪循環を呼ぶ。

胃もたれや食欲低下があるなら、プロテインをやめてタンパク質摂取量を一旦減らすのが良い。

筋肉痛が出ない程度に運動するイメージで、代謝エラーを起こさない程度に摂るのが吉。

 

[2]ビタミンA

皮脂は、肌を守って水分をキープするのに重要。

ビタミンAは皮脂腺の正常な機能を助けるので、乾燥肌改善にはマスト。

カカトの乾燥やドライアイもビタミンA不足が絡んでいることが多い。

ビタミンAは脂なので、脂の代謝がニガテだと吸収できない。

脂っこいものがニガテな人は、ビタミンAも代謝できていない可能性が高い。

脂を消化するのは胆汁。胆汁はコレステロールから作られる。

だから低コレステロール=低胆汁=ビタミンA代謝不良=ビタミンA不足につながる。

よって優先順位は「代謝力アップ>摂取量アップ」なので注意。代謝できる土台からつくること。

コレステロールを増やすには、ミトコンドリア機能を改善するのが一番。

となると、ミトコンドリア機能を低下させている背景を推測すべるとよい。

副腎疲労、甲状腺機能低下、むりな糖質制限、睡眠不足などなど。

なお、現状で脂っこいものが苦手な人は「ミセル型ビタミンA」を使うとよい。

こちらは水溶性なので、脂を代謝できないひとにオススメ。

 

[3]亜鉛

亜鉛は肌の表面にある角質層をつくるのに必要。

角質層は外部からの刺激や水分の蒸発を防ぐバリアをつくる。

つまり亜鉛不足=乾燥肌になる。

亜鉛はミネラルの一種。ミネラルの吸収はむずかしい。

ここでもやはり、摂取量をやみくもに増やすよりも、吸収率を上げる土台が必要。

亜鉛に限らずミネラルの吸収率をアップさせる土台として必要なのは、、

1.腸内環境の改善
2.低タンパクの改善

ほかにも「ビタミンCと一緒に摂取する」などの方法はあるが、より根本的なのはこの2つ。

また、せっかく吸収できた亜鉛をムダなところで消費しないためにストレスケアや十分の睡眠は言うまでもナシ。

 

〈まとめ〉

大前提として水分摂取や外からの保湿も大事ですが、今回は栄養素という角度から乾燥肌対策についてお伝えしました!