政府による緊急事態宣言が出されましたね。
さて、家に引きこもると、どんな栄養素が欠乏するでしょうか?
ダントツで欠乏するのは、日光浴で生成される「ビタミンD」です。
アルプスの少女ハイジを思い出してください。
18世紀の産業革命下にあったイギリスでは、工場の排気ガスが日光を遮り、どんよりした曇り空が続いていました。
そこでビタミンD欠乏に陥り、くる病に冒されていたのが「クララ」です。
アルプスの少女ハイジに出てくるクララは、18世紀の産業革命における排気ガスで曇り空が続き、日光を浴びないことによるビタミンD欠乏症の「くる病」でした。不要不急の外出は禁忌ですが、散歩して1日20分程度の日光は浴びましょうね😊✨ pic.twitter.com/ABf4Nyy1Xv
— 中村ひろき🇫🇮体質改善の専門家 (@you_chiryoin) April 9, 2020
さすがに今回の緊急事態宣言ではそのような病気は起こりません。
しかし、現代で問題になるのは「欠乏はしていないが、十分足りているとはいえない」レベルの栄養不足です。
ビタミンCだってそうでしょう。
さすがに壊血病こそ起こりませんが、風邪を引いたり肌が荒れたり二日酔いになるのはビタミンC不足です。
あれも「欠乏はしていないが、十分足りているとはいえない」レベルの栄養不足です。
では、ビタミンDが十分足りているとはいえないと、どんな症状が起きるのでしょうか。
- 風邪
- 花粉症
- 肌質の改善
- 姿勢の悪化
- つまづきやすい
- インフルエンザ
- 各ウイルス疾患
ぼく自身、鼻炎はほぼ完治していますが、ビタミンDを2,500IU/日ほど摂るようになってから、さらに鼻をすする回数が減ったと実感しています。
とくに免疫系とは深い関わりがあり、がんや自己免疫疾患を予防する可能性も示されています。
ビタミンDは、検査でハッキリと血中濃度を測ることができます。
気になる方は「血中25OHビタミンD」という数値を病院で測ってみてください。
とくに花粉症などがあって数値が明らかに低い人は、ビタミンD服用で改善する可能性が高いです。
日光を浴びる機会が減っている今だからこそ、ビタミンDの血中濃度には気を配りたいところですね。
ちなみに基準値は「30〜100ng/ml」なのですが、ぼくは半年前「11ng/ml」だったので、即座にビタミンDサプリで補給し始めた次第です。
ビタミンDは体内に満ち足りると肝臓にストックされるので、それまでは補給を続けようと思います。