グルタミンの栄養学

分子栄養学

「腸内環境が悪い人に適するサプリは?」

と聞かれたら、真っ先にグルタミンと答えます。

とにかくお腹の調子が悪くて、どんなサプリも効果を感じない人はぜひお読みください。

ときにはVB群はMgよりも優先して飲んでもらうこともありますよ。

今回はグルタミンの知識を浅く広くまとめました!

 

[1]グルタミンってなに?

体内でつくることができるアミノ酸の一種。

それでもストレス時は不足するので、食材からも摂る必要がある。

グルタミンが多く含まれている食材は、わりと日常にあふれている。

・牛乳
・鶏卵
・マグロ
・チーズ
・豚肉
・大豆

体内でタンパク質をアミノ酸に消化するには、胃腸が元気であることが最低条件。

つまり「胃腸機能低下→低タンパク→低アミノ酸(=低グルタミン)」が起こる。

よって、タンパク質を摂取していても消化できなければ低アミノ酸。

 

[2]どんな作用があるの?

以下はグルタミンの作用の一例

・胃腸の粘膜を保護する
・腸からの栄養吸収を助ける
・腸で水分吸収を助ける
・免疫をつよくする(リンパ球増殖、好中球活発化など)
・活性酸素を除去する
・アルコールを分解する

とくに体質改善の現場で役立つのは、1〜3番目の腸に対する作用。

腸管をバリアすることで、腸が炎症を起こすことを防ぐ。

また、腸に生えている絨毛(じゅうもう)を伸長させて、栄養の吸収率を上げてくれる。

腸から吸収できなければ、どんなに優秀な食材や栄養を摂っても意味がない。

どんなサプリも効果を感じないひとは、腸から栄養を吸収できていない可能性が高い。

他のサプリよりも優先的にグルタミンを摂るといいのは、そういう理由から。

 

[3]どんな人におすすめ?

たとえば、こんなひと。

・とにかくお腹の調子が悪い
・風邪をひきやすい
・アレルギー症状がある
・ストレスが多い
・スポーツをしている
・お酒をよく飲む

運動をするとき、エネルギーとして筋肉内のグルタミンがたくさん消費される。

がんばって運動をしても、グルタミンが足りないと、新しい筋肉をつくることができない。

低タンパクがあるのに、運動をがんばっているひとは多い。

そういう人は、たいてい食事で消化不良を起こすし、なかなか筋肉が増えない。

それは慢性的なグルタミン不足による影響がかなり大きい。

 

[4]摂取方法

腸を元気にするためには、計5〜20g/日のグルタミンを粉末で摂取することもある。

しかし、グルタミンとて、体内で使える形に代謝する必要がある。

この代謝がうまくいかないと、便秘、口渇、吐き気などの症状が出ることもあるので、はじめは500mgくらいから摂取するほうがいい。

さすがに、今のぼくには効果がないだろうと思っていたが、ガスが激減したので驚いている。

スポーツをしている人、ストレスの多い人、お酒をよく飲む人は、慢性的にグルタミン不足があるので、多めに摂るといい。

1錠500mgのカプセルでも良いが、個人的には筋トレ界隈がつかっている大容量の粉末タイプのほうが良コスパだとおもっている。

ぼくが飲んでいるグルタミン粉末は公式LINEの特典を参考に。
https://line.me/ti/p/%40dwh3624c

 

[5]注意点

繰り返すが、初めてのときは1回500mgから試すこと。

慣れてきたら量を増やすが、朝昼晩などに分けて摂取したほうがいい。

なお、肝臓や腎臓に機能障害があるひともNGなのでご注意を。