Q.毎日顔の大きさが違う

分子栄養学

Q.
むくみの原因と対処方法を教えてほしいです。

むくみやすい体質なのか、毎日顔の大きさが全然違います。

スッキリした日もあればパンパンにむくんで別人みたいな顔の日もあります。

お酒は全く飲みません。

血液検査で要注意となった項目として、クレアチニンが0.78で少し高いのと、AST11 ALT8と低かったです。

一概には言えないかもですがよろしくお願いします。

A.
ご質問ありがとうございます。

この情報だけでも、むくみの原因は低タンパクが十中八九絡んでいるといえます。

なぜタンパク質が足りないとむくみになるのかは、省略するので調べてみてください。

ASTとALTの分子栄養学的な基準値はどちらも20です。

なので、11と8というのはかなり低いです。目安でいえば15以下で黄色信号10以下で赤信号というカンジです。

対策としては、シンプルに「低タンパク質解消」ですね。

しかし「低タンパク質解消=タンパク質をしっかり食べる」ではありません。

プロテインをガブ飲みさえすれば、低タンパク質が解消するわけではないのが難しいところ。

多くのYouTube動画でぼくがお伝えしているのは、優先順位の大切さです。

それは、CPOの順番にやろうねっていうやつです。

C:糖質のこと
P:タンパク質のこと
O:ビタミン、ミネラル、食物繊維、発酵食品など

低タンパクを解消しましょうといっていますが、タンパク質の問題解決に取り組むのは2番目です。

それよりも上位が糖質の問題解決です。

なぜC>Pなのか?

タンパク質は摂取して終わりじゃなくて、摂取したあと、胃腸で無事に消化吸収させるのが大変なんですね。

摂取したタンパク質をちゃんと消化したり吸収したりするのには、エネルギー(=ATP)が必要です。

これは、スマホで電話をかけたり動画を見たりするのに電池が必要なのと同じです。

このATPはおもに糖質からつくられます。

なので、糖質がないとタンパク質を消化吸収するATPがつくれないという意味で、C>Pなんです。

よって、まずCさんが1日3回しっかりと主食が摂れているか。ここ大事です。

日中に低血糖が起こっているなら、まだ糖質問題に伸びしろがあるので、優先順位トップの糖質問題を解決してください。

糖質問題に取り組みつつ、やんわりと目を向けるべきが低タンパク解消です。

そう考えると、問題はシンプルでそんなに難しくないと思います。

これ以外にも慢性症状がたくさんあって心身ともに余裕がなければ、プログラムの参加をご検討ください。

ご質問ありがとうございました。