アレルギーに必須の栄養素TOP1

分子栄養学

『花粉症や肌荒れは一生付き合っていく覚悟です・・』

こんなふうにアレルギー体質の卒業を諦めている人は多いです。

でも、アレルギーに即効性のある「あの栄養素」を試してないなら、ぜひトライしてみてください。

 

■あの栄養素=ビタミンD

アレルギーに即効性のある「あの栄養素」とは、ビタミンDのことです。

日光に当たることでも体内でつくられるビタミンDは、現代人が圧倒的に不足している栄養素。

ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するので、ビタミンD不足だと骨が弱くなるというイメージが強いかもしれません。

でも、このビタミンDはアレルギー症状とすごく関連が深いんです。

ぼくの鼻炎は小麦とお酒を摂り過ぎていたことで腸が荒れていたのが原因でしたが、小麦とお酒の摂り方を改めても、いくらか鼻炎の症状が残っていたんですね。

その残りの症状をさらに劇的改善してくれたのも、ビタミンDでした。

ビタミンDでアレルギー症状が改善する理由は以下の3点。

・炎症を抑制する作用があるから
・免疫細胞のはたらきを調節するから
・アレルゲンへの感受性を減らすから

多くの栄養素は、摂取しても病院の薬みたいな〝即効性〟は出ないことが多いのですが、このビタミンDはわりと単体摂取で早く効果出るんですよね・・。

■ビタミンDの過不足をしらべよう

ただ、ビタミンDって今すぐ使われない分は肝臓に蓄積されるので、ビタミンBやCのように過剰摂取分が勝手に排出されるわけではないんですね。

だから、ちょっと面倒ですが、現状どれくらい過不足があるのか、しらべてから摂取するほうが安全です。

ビタミンD過不足の指標となる「血中25(OH)VD濃度」は、50〜70ng/mlが理想値といわれています。30以下だとかなり少ないです。慢性鼻炎があったころのぼくは「11」しかありませんでした。

ビタミンDが足りてなさそうなので測定を勧めたクライアントさんの中で、理想値あったひとは今までに一人もいません。みんな不足です。これだけビタミンD不足は蔓延しているんです。

採血をする際、検査項目に「血中25(OH)VD濃度」を入れてもらえるかどうか、主治医の先生にお願いしてみてください。対応はさまざまなので、可能かどうか事前に電話確認するといいです。

ネットを探せば「血中25(OH)VD濃度」だけを測ってくれる郵送サービスもありますが、やや高いのが難点です。それで症状が良くなるならコスパいいですけどね。

 

■ビタミンD不足の解消方法

ビタミンDはきのこなど食品からも摂取できますが、重度の不足があったのならサプリ摂取が早いです。1日1回5,000IUくらいから試します(1μg=40IU)。とくに不具合なければ1回5,000IU×2でも大丈夫です。1錠1,000IUのサプリも売っていますが、個人的には量が少ないのではと思います。

「このサプリでないとダメ」というものはないので、身近なものを試してみるといいです。量が少ないものだけはあまりオススメできません。ぼくが使ったものは公式LINEの特典でシェアしています。

むろん、血中濃度はモニタリングしながら摂取して、症状が良くなったり理想値に回復した段階でサプリ摂取は中止して、食べ物や日光からの摂取に切り替えるといいです。

当然ながら日々ビタミンDは消費もするので、定期的に血中濃度をモニタリングしつつ、ビタミンD摂取量をコントロールしておくと、アレルギー症状だけでなくいろんな病気にかかりにくくなります。

なにしろ免疫に作用してくれるわけですからね!

アレルギー症状を改善するために漢方やハーブなどいろんなものを試されたひとで、ビタミンD濃度が低かったひとには、ぜひ試してほしいですね。