サプリというのは、足りなければなんでも飲めばいいわけではないんですね。
ビタミンB群やCはわりと「効かなければ量を増やせばいい」だったりするんですが、ミネラルは話が違います。
ミネラルというのは、鉄とか、銅とか、原子記号であらわされる物質のことですね。
ヒトの必須ミネラルは13種類あります。
- ナトリウム
- マグネシウム
- リン
- 硫黄
- 塩素
- カリウム
- カルシウム
- クロム
- マンガン
- 鉄
- 銅
- 亜鉛
- セレン
- モリブデン
- ヨウ素
これらのものは、例外もありますが、基本的に「量を増やせばいい」に当てはまらないものが多いです。
ビタミンとミネラルは、全く別物だと考えてください。
ミネラルを吸収させるコツは「土壌」にあります。
たとえば野菜なんかは、育てるときの土が良いとミネラルが豊富になるらしいんですね。
ヒトを「ミネラル豊富」にするためにも土壌が大切です。ヒトでいう土壌とは「腸内環境」のことです。
そもそも腸内環境が良くないと、ミネラルをいくらとっても吸収されません。
便秘や下痢が続いているのにミネラルを摂るのは、少々早とちりなのです。
とくに鉄サプリは、カラダに炎症があるときに摂ると悪い細菌が増えるため逆効果。
血液検査で白血球やCRPが基準値を超えている人は、炎症があるので、鉄サプリは禁忌なんです。
むずかしいですよね。売りたいばっかの薬局ではそんなこと教えてくれません。
食べたものが全部栄養になると思ったら大間違い。これが健康の難しいところですね。