ほんとうに腹八分目がいいの?

分子栄養学

名言やことわざを聞くと、妙に納得させられてしまいますよね。

「ごはんは腹八分目にしなさい」

この魔法の言葉で、何度大人たちに注意されてきたことでしょうか。笑

 

これね、完全に持論なんですけど、健康の意味で使われたんじゃないと思うんですよね。

おそらく町民に貧しかった時代に「満腹まで食べるのは贅沢だ」といわれたのが発祥ではあるまいか。

 

コレを健康的な意味に当てはめるのなら、とても大事なポイントが抜け落ちています。

「〝なにで〟腹八分目にするのか」

ここが全く語られていないから、少しザンネンなんです。

 

それがケーキやドーナツなら、腹八分目でも多すぎます。

それがきのこや海藻なら、腹八分目でも足りません。

 

試しに5種類くらいきのこを買い込んで、きのこだけでお腹を満たしてごらんなさい。

どんな便秘薬でもかなわないすばらしい便が12〜24時間後に排泄されます。

つまり、腹八分目というのは、内容によって六分にも九分にもなり得るんです。

 

なにでどれだけ腹を満たしたときが最も調子が良いのか、じぶんの体を実験台にしてみてくださいね。