大きな音が苦手な人

分子栄養学

ひっそりとした隠れ家カフェで読書を楽しむのが好きな人。

都会の喧噪や満員電車のニオイですぐに気分が悪くなる人。

こういう人はビタミンB12が欠乏しているかも、という話です。

 

最近のイヤフォンはすごいらしいですね。

ノイズキャンセル機能がついてて、雑音をほぼ完全にカットしてくれるのだとか。

機械に新しい機能が加わると、必ずつきまとうのが「バッテリーを喰う問題」ですよね。

今思えば、スマホでなかったときの携帯電話は2〜3日充電しなくても平気なこともありました。

 

なぜこんなことを話したかといえば、同じ原理がニンゲンにも当てはまるからです。

実は、ニンゲンにも雑音をシャットアウトする機能があるんですよ。

繁華街を友達と歩いているとき、どんなにうるさくても、友達の話し声はちゃんと聞こえるでしょう。

あれは集中すべき音以外をシャットアウトできる機能が備わってるからなんです。

 

でもね、やっぱり、この機能をつかうにはバッテリーを喰うんです。

ニンゲンなのでバッテリーじゃないですね。エネルギーと言い換えましょう。

ニンゲンがノイズキャンセル機能を使うには、より多くのエネルギーが必要になります。

 

糖質からエネルギーをつくるには、その都度ビタミンB群が大量に必要になります。

よって糖質中毒の人ほどビタミンB群の需要は大きいんですが、足りている人はほぼいません。

つまり、糖質中毒の人は慢性的にビタミンB群が枯渇しているのですね。

だから、エネルギーをつくれない。ノイズキャンセル機能を作動できない。

これが「ビタミンB群不足の人は神経質」になりやすいメカニズムです。

 

それに加えて、ビタミンB12というのは、化学物質や重金属の排出経路に必要です。

ぼくも毛髪ミネラル検査で「鉛」と「水銀」が人より多く含まれていることがわかりました。

重金属がカラダに蓄積していることは、それほど珍しいことではないんですね。

 

実は、カラダに化学物質や重金属を溜めている人も、音や光や臭いに敏感になりがちです。

「あの人はむずかしい人だ」「あの人は頑固だ」といわれる人は特に当てはまります。

 

ビタミンB12が少ない人は、MCV(赤血球容積)が大きくなります。

だいたい基準が90なのですが、MCVが大きいと95とか100以上あります。

つまり、

  • MCVが95以上ある
  • 音や光などの刺激に敏感

この2つが当てはまれば「ビタミンB12不足」が疑われ、ここに糖質中毒が加わるとビタミンB群全体が枯渇している可能性が高くなります。

これらは献血でもらえる血液検査結果に載っているので、ぜひ受けてみてくださいね。

献血程度の検査結果でも、自分の体に関するいろんなことがわかりますよ。