安いコーヒーをガブ飲みする人

分子栄養学

ハイ、過去のぼくです。笑

 

コンビニやオフィスに備え付けてあるコーヒーを1日3〜4杯飲む人。

こういう人は、まさかその味に感動して多飲しているわけではないでしょう。

じゃあ、なぜ自然とコーヒーに手が伸びてしまうのか?

それは本人も自覚がないことが多いです。ぼくもそうでした。

 

「コーヒーを飲んで眠気が覚めたことなんてない」

そう思っていたぼくは、カフェインの興奮作用を完全に舐めていました。

カフェインの興奮作用は、コーヒーをやめたときにその真価を発揮します。

 

まず離脱症状。頭が割れるような頭痛が半日ほど続きます。

そして日中のダルさ、重さ、眠気などが数週間続きます。

ここで初めて、いかにコーヒーに「興奮させられていたか」気づくのですね。

要するに、自分で起き上がれないもんだから、コーヒーでドーピングしていたんです。

 

じゃあ、なぜコーヒーでドーピングしなければいけないのか。

それは、つまるところエネルギー不足だからなんですね。

ビタミンB群やミネラルやその他もろもろの栄養素が足りないので、エネルギー不足なんです。

電池が切れかけているライトみたいなもんです。足りない分をコーヒーで騙しているんです。

マリオカートでいえば、アイテムのキノコのようなもの。一瞬加速しているだけ。

 

で、カフェインは鉄や亜鉛の吸収をジャマするので、ますます栄養不足になる。悪循環です。

(10年くらいコーヒーをガブ飲みしていたぼくは、いまだに亜鉛不足あります。)

まずは、カフェインの力なしで、どれほどエネルギーが不足しているか実感してください。

そして、その不足分の栄養を補給すると、自然とコーヒーへの渇望は減ります。

 

依存症を脱してから安いコーヒーを飲むと、なんて粗悪なものだったんだろうと悲しくなります。

 

ぼくが今、コーヒーを飲むときはこんなときです。

  • キャンプで朝食をするとき
  • 旅先で見つけたカフェで休憩するとき
  • デパ地下の良質なお菓子を手に入れたとき
  • どうしても外せない大一番の仕事があるとき

こういう特別なときにだけ飲む至極の一杯は、とっても人生を豊かにしますよ。