ALPが180以下の人

分子栄養学

血液検査でALPが180以下の人は、亜鉛不足が考えられます。

そもそも「ALP(アルカリフォスファターゼ)」とは、酵素の一種です。

骨の代謝部門ではたらいている従業員ですね。

しかしこの従業員、一人の力じゃ何もできない困ったヤツなんですね。

で、誰が必要かというと「亜鉛」なんです。

 

つまり、血液検査でALPが少ないことは、亜鉛不足をあらわしている可能性があるのです。

 

ALPが180以下で、かつ亜鉛不足症状が当てはまれば、ほぼ確定といえます。

亜鉛不足症状とは、、、

  • 肌の乾燥
  • 物忘れが多い
  • 爪の白い斑点
  • 濃い味を好む
  • 髪が抜けやすい

 

ここでもう少しややこしい話をしますね。

亜鉛というのは、銅とシーソーの関係にあります。

つまり、銅をたくさん摂りすぎると、亜鉛が排出されてしまうのですね。

 

チョコレートに含まれるカカオには、銅がたくさん入っています。

よって、チョコレートが大好きな人は、銅過剰→亜鉛不足に陥っていることがあります。

この場合、亜鉛サプリを飲むよりも先に、銅摂取を減らさなければいけません。

いつだって「何を食べるかよりも、何を食べないか」が原則ですね!

 

ちなみにぼくも亜鉛不足症状がほぼ当てはまり、ALPは「130台」です。

 

亜鉛が不足すると有害金属を捨てる能力が弱くなってしまうのですが、、、

ぼくは毛髪ミネラル検査をした結果、鉛と水銀が結構多かったんですね。

 

つまり、コレも亜鉛不足からきているんだろうと推測できます。

銅を摂り過ぎている覚えはないので、亜鉛サプリを毎日飲んで実験中です。