腸の状態を知るイチバン良い方法

分子栄養学

「腸は万病のもと」

ようやくこう言われるようになりましたが、そうなると気になるのは腸の状態ですよね。

ヒトは何をもって自身の腸の状態を知ることができるのでしょうか?

ぼくは以前「マイキンソー」という腸内フローラ検査をやってみたのですが、ザックリとした内容しかわからず、まだまだ発展途上の分野なんだな、と感じました。

となれば、てっとり早く腸の状態を知るには、便の観察力を上げることがイチバンです。

  • 泥状の便は、食べ過ぎや冷えで消化不良を起こした便
  • 黄土色でバナナ状の便は、腸内環境が良好であるサイン。
  • 太くて硬い便は、軽い便秘状態。黒い便だと腸内環境は悪化傾向。
  • 黒くてぽろぽろの便は、水溶性食物繊維やマグネシウムが足りていない。
  • 柔らかくて細い便は、良くない食事制限をしている人に多い。

などなど。

 

大便というのは「おおきなたより」と書きますよね。

まさにその通りで、ここには重要な情報がたくさん詰まっています。

どんな食生活をしているときにどんな便が出るか確認するクセをつけて、自身の便の名探偵になりましょう。

ぼくは3色の便を出し分けできるようになりました。笑

 

未だに「腸が万病のもとなんて」と信じられない方もいらっしゃると思います。

しかし、腸は免疫系統の7割が存在する上に、なにを体内へ吸収させるか決めている最終関門です。

「腸」というと体内にあると思いがちですが、これ、実はカラダの外にあるんですよ。

チクワの空洞部分のようなものです。上は口、下は肛門とつながっており、完全に外です。

 

良いものを吸収できないのも腸のせい、悪いものを捨てられないのも腸のせい。

腸はめちゃくちゃ責任重大なのです。

その腸の具合をみるには、腸がつくったものをみればいい。

それがまさに「大便」というわけですね。

腸からたくさんの情報を読み取れるようになりましょう。