「今日もこんな時間になっちゃった・・」
こんなふうに夜更かしに罪悪感を覚える人、多いですよね。
でも、じつは日本人って世界一寝ずにがんばるのが得意な民族です。
・食器を全部洗わないと寝ない人
・早朝からお弁当をつくってる人
・朝5時起きでランニングする人
みなさんの周りで心当たりありますよね・・?
本人はタイヘンと言いながら毎日を必死にこなしてます。でも、ぼくはこれを「ラクをしている」と思っている派。
「え、ラクなわけないでしょ。こんなにしんどいのに」
って思いました?
その気持ちは十分わかります。ちょっと聞いてください。
「寝ずにがんばる」というのは、頭を使わずだれでもカンタンにできる〝承認欲求ポイント獲得術〟なんですよ。
つまり「寝ずにがんばる=ポイ活」です。
家もキレイ、仕事も片付いてる。
子どものこともちゃんとできてる。
周りからも「がんばってるね」と評価される。
自分でも「今日もちゃんとやれた」と思える。
この感覚、めちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
でも、そんな自己・他己承認欲求で得られるドーパミンは、すぐ切れるし中毒性があります。だから今日もなんとなくまだ寝たくない。
そして、HPは慢性的にすこしずつ消耗していきます。
肌が荒れる、生理が乱れる、なんとなくダルい、メンタルが落ちる、過食が止まらない・・
それでも相変わらず「早く寝る」を採用しないのは、
・承認欲求が不足するから
・タスクの蓄積が不安だから
・努力が足りないと思っているから
・睡眠の効能を過小評価しているから
・これくらいが標準だと思っているから
などの要素を考慮すると、総合的に寝ないメリットが上回るから。
(寝たいのに眠れないケースは例外)
よって、早く寝るほうが総合的にトクであることを落とし込みにくく、日付が変わる前に寝れば早いほうだと思い込んでいる人が多い。
寝るというのは、なかなか勇気が入りますよね。
だって今日やるべき(と思い込んでいる)ことを、今日やり切らずにグッと我慢して布団に入らなきゃいけないんだから。
ぼくのクライアントさんたちも、最初はなかなか難しいようです。
「家が散らかってると落ち着かなくて寝られない」
「明日の自分が困ると思うと、やっておかなきゃって」
「主婦なんだから、それくらいやって当然では」
そういうふうにおっしゃいます。
こういう人たちが訴える症状の多くが『疲労感』です。まあ言うまでもなく、疲れさせているのは自分の選択。
疲労感がゆるんでくるような人は、1〜3ヶ月でこう変化します。
「家をキレイにしておかなきゃと思い過ぎてました」
「寝る前のあの30分は、明日でもよかったんですね」
「今思えば、やらなきゃと自分を責め立ててました」
変化してくると、以前の自分が思い出せないとか、自分がかわいそうすぎたとか、まるで別人格になってしまう。でもそれはすごく良い変化です。
ここでひとつ、知っておいてほしいデータがあります。
厚生労働省の調べで、1日平均睡眠が6h未満の割合は、男性が37.5%、女性は40.6%。
これね、先進国33カ国の中で〝最下位〟なんです。
33カ国の平均は8時間28分。トップの南アフリカが9時間13分。
世界で一番寝てない国、それが日本。
これを聞いてどう思いますか?もっとちゃんと寝てあげてよさそうだと思えました?
寝ずにがんばるのはカンタンです。
周りもそうしてるし、評価もされるし、やってる感もある。
寝るのは、難しいです。
サボっているような気持ちになるし、サボっていると思われるかもしれないリスクもある。
でも、カラダを壊してきたやり方の延長線上に、カラダが整う未来はない。
これだけは覚えておいてくださいね・・!

