「炎症=悪者」と思いがちですが、実は炎症ってカラダの修理反応なんですね。生きるために必須のヤツ。
問題なのは、炎症がムダに起こることと、起こった炎症が止まらないことです。敵を見誤らないように・・!
というわけで、今回は慢性炎症の根本原因を3つの角度から解説します。
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炎症セルフチェック
まず血液検査で炎症の程度をみてみましょう。
・白血球(5,000)…体内のどこかに炎症があると増える。風邪で喉が腫れたり、タンスの角に小指をぶつけても上昇。7,000以上で黄色信号、10,000以上で赤信号。
・血小板(20)…血を止める作用をもつ。炎症があると増える。25以上で黄色信号、30以上で赤信号。
・CRP(0.05)…炎症があると増えるが、小さな炎症には反応しない。
・フェリチン(50〜70)…炎症があると増えるが、鉄やタンパク質の過不足も反映されるので判定が難しい。鉄不足症状が強いのに基準値くらいあるときは炎症で上がっている可能性が高い。
とまあ、こういう感じで複数の項目が炎症と連動して上がります。ひとまず白血球と血小板だけチェックしましょう。
どちらかが高いだけでも炎症を疑いますが、両方高い場合は慢性炎症がある可能性が高いです。
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原因1:抗炎症食材を摂らない食生活
たとえカラダで炎症が起こっても、それ以上に体内の抗炎症システムが正常であれば問題ありません。炎症を早期に消し止められるから。
家計と同じで、支出が多くても収入がそれを上回っていれば大丈夫なんですね。だから炎症自体を怖がりすぎないように。
抗炎症食材の代表格は、魚に含まれるオメガ3です。
逆に、お肉の食べ過ぎや揚げ物・炒め物に多いオメガ6は、炎症を促進する作用があります。
・オメガ6は炎症を促進
・オメガ3は炎症を抑制
どちらも必須脂肪酸なので、あくまでバランスが大事。修理が必要なときに炎症を起こすことも生きる上での「力」なので。
理想はオメガ6:オメガ3が4:1ですが、現代人は10:1くらいになっています。
肉食メインで魚をあまり食べない食習慣では、炎症がくすぶりやすい。
オメガ3以外にも、抗炎症にはたらくのは以下。
・亜鉛
・ビタミンD
・ビタミンC
・ビタミンE
・マグネシウム
結局のところ、栄養素は総力戦。単一のサプリで症状を治せるほど簡単なら、ぼくら栄養カウンセラーはあっという間に廃業です。
さて、ここまでの話を聞いて「栄養はたくさん摂ってるのに!」と思った方は、少し立ち止まってください。
ぼくのもとに来るのは『食事は完璧なのに!それでも炎症止まらない!』という方ばかりです。食事がんばってるのに1年以上慢性症状を垂れ流してる人はここから真剣に聞いてほしい。
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原因2:副腎疲労
副腎疲労とは、平たく言えばストレスのこと。
朝がニガテで、夕方3〜4時頃に眠くなり、夜ごはん後は元気になる。
こんなパターンに当てはまる人は副腎疲労の可能性があります。
副腎はコルチゾールというストレス対抗ホルモンを分泌しています。
このコルチゾールには炎症を抑える作用があるんですが、過剰なストレスで副腎が疲れると、コルチゾールが出なくなり、炎症が抑えられなくなるんですね。
ここでいうストレスとは、単なるイライラのことではありません。
・分単位でスケジュールを詰め込む
・そしてすべて微妙に遅刻する
・何もせず休むほうがむしろ苦痛
・言われた通りにこなすのは得意
・「大事なのは結果より過程だよね?」
・挨拶がわりの「がんばります!」
・挨拶がわりの「すみません」
・数分のトイレでもスマホないと退屈
こんなかんじの「刺激中毒」が当たり前な人のこと。
刺激のある恋愛じゃないとツマラナイ。難易度の高い健康法でないと治る気がしない。強いマッサージでないと受けた気がしない。
そういう人もいます。
ぼくがいう〝ストレス〟とは、そういうこと。
上の項目がいくつも当てはまって、なおかつ炎症関連の数値が高いなら、マジでちょっと立ち止まったほうがいいです。
突っ走ろうと思えばある程度は突っ走れてしまうのが、このタイプの怖いところだから。
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原因3:酸化が止まっていない
酸化は炎症の〝親戚〟みたいなモノ。炎症があれば酸化が起きやすいし、その逆も然りです。ここは非常に気をつけるべきポイント。
体内で活性酸素がたくさん作られる
↓
体内が酸化する
↓
細胞が傷ついてくる
↓
その細胞が炎症を起こす
こういうメカニズムです。
活性酸素の過剰生成要因は、ストレス、タバコ、紫外線、睡眠不足、過度な運動など。
当てはまる人が向き合うべきは「抗酸化」です。
抗酸化作用の代表格はビタミンC,Eですね。
ビタミンCの1日推奨量は0.1gです。レモン5個分。ぼくは2〜3g/日摂ってます。みなさんは足りていますか・・?
これらが不足していると酸化>抗酸化になりやすいです。
日焼け止めも使わず、能天気に日焼けして、おまけにビタミンC摂らないと一気に老けます。おっさんサーファーの肌質を想像してください。あんな感じになります。
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虫の目と鳥の目
ここまで読んで、治らないタイプの人はこう考えます。
「とりあえず、薬局でビタミンC買ってこよう!」
たしかに簡単だし効きそうだし、過去の自分を悔い改める必要もない。短期的になんとかしてくれそうな期待感はとてもよくわかります。
でも、大事なのは炎症の〝根っこ〟を食い止めること。
どうして分刻みのスケジュールを組んでしまうのか。お酒に走ってしまうストレスの根っこはなんなのか。
そういう自分の根っこ部分と向き合える人が10年後に笑ってます。YouTubeの改善事例に登場されている方々はみんなそう。
炎症を一時的に抑えるのではなく、炎症の根本を捕まえる。
この視点で慢性炎症と向き合ってみてくださいね!
本気で治したい人だけ待ってます。
https://line.me/ti/p/%40927nscwr
(※55分のガチ講義聴けます)