重症な人ほどサプリは効かない

分子栄養学

みなさんカラダに良い食品やサプリの情報をゲットすると、いち早くその効果を確かめようとします。

その行動力の速さは見事なのですが、カラダの生理を考えると正しくないことが往往にしてあります。

 

たとえば、貧血の症状があるとすぐに鉄を補おうとする人がありますが、そもそもカラダに炎症があると鉄は使われません。

使われないというのは、鉄分を摂っても吸収されずに排出されてしまうということなんです。

つまり、鉄を補うことよりも、まずは炎症を取り除くことのほうが先決なのです。

 

スポンジは、ゴミが詰まったままだと新鮮な水を含ませようとしても吸収しないでしょう。

まずは目に詰まったゴミを取り除くことのほうが先決なはずです。カラダも同じ原理です。

よって、皆さんすぐに身体に良いものを取り入れることに専念しがちですが、まずは避けるべきものを追い出すほうがずっと大事です。

 

この理論を「マイナスの健康学」と呼んでます。

良いものを取り入れることよりも、悪いものを取り除くほうが順番的に優先なのです。

健康食品の業者は取り入れさせたほうが儲かりますから、取り入れさせたがります。

ところが、健康食品の業者が張り切ってするPRと、あなたのカラダに現れる効果は、全く別なのです。

 

冒頭の通り、重症な人ほどマジメに言われるがままのサプリを3種4種と飲んでいます。

それらは一気にやめてみても、たいてい何も起こりません。

酒や、お菓子や、小麦製品を取り除けば、1週間でカラダに嬉しい変化が現れます。

ぜひ試してみてくださいね。マイナスの健康学を肌で感じてください。

費用はかかりません。むしろお金が浮きます。時間も浮きます。

試さない理由がありません。