【マグネシウム本当に足りてる?】
以下の症状はビタミンB6不足かもしれません。
・PMS(生理前症候群)
・不眠症
・メンタルの不安定
今回は、そんなビタミンB6不足症状の解消ヒントをおしえます。
ビタミンB6不足ってサプリ飲めば良くなるわけでもないので、すこしだけ知識をインプットしてくださいね。
■血液検査をみよう
ビタミンB6は食品だと野菜類、穀類、魚介類に豊富。でも、体内で腸内細菌につくってもらうこともできます。つまりヒトはビタミンB6を自炊できるんですね。
でも、現代人は圧倒的にビタミンB6不足。とくに上記の症状があるひとは可能性大です。
血液検査では「ASTとALT」をみてください。
ASTとALTの分子栄養学的な理想値はどちらも「20」です。
ASTとALTは酵素の一種なのですが、酵素には「補酵素(ほこうそ)」という助っ人が必要です。
で、ASTとALTが、今回の主役であるビタミンB6なんですね。
酵素は補酵素がないとはたらけませんから、壊れてしまいます。つまり、ビタミンB6不足だとASTもALTも不足してくる。
そのときALTのほうが壊れやすいので、ASTよりもALTのほうが少ないとき、具体的には「2」以上すくないときは、ビタミンB6不足を疑います。
たとえば「ASTが18でALTが14」とか「ASTが14でALTが9」とか、そんな感じです。
なお、肝臓の炎症などで数値が30や40にもなっているとき、この推理は使えませんのでご注意を。
■ビタミンB6は幸せと眠り
ビタミンB6は、女性にとってすごく大切なホルモンをつくっています。
・セロトニン(気分を前向きにする)
・メラトニン(良い眠りをつくる)
・女性ホルモン(生理を正常におこなう)
ここで勘の良いひとは気づきましたね。
冒頭でお伝えしたビタミンB6不足症状は、これらのホルモンの不足症状なんです。
さぁ、ここで3つとも症状がビンゴだったひとは今すぐビタミンB6サプリをポチりたくなるでしょうが、ちょっとまってください。
・これらのホルモン作りには「Mg」も必要です。
・すべてのホルモンの材料は「タンパク質」です。
・タンパク質を活かしてくれるのは「糖質」です。
ビタミンB6だけを補給しても意外と不足が解消しない理由は、どうやらこのあたり。
結局大事なのはバランスと優先順位なので、そもそも1日3回主食を食べていないなら主食を、タンパク質が足りていないならタンパク質を、ビタミンB6補給よりも優先的にやるといいです。
ぼくが飲んでいるビタミンB群サプリは公式LINEの特典でシェアしていますが、現時点で優先すべきは何か、まずはじっくり考えてみてくださいね。