銭湯にて。2歳と4歳くらいのお子さんを連れたお父さんが『水風呂に入らないと風邪引くよ!』といって温冷交代浴をおしえていた。日本の未来は明るい☺️☺️☺️ pic.twitter.com/7AQND147n2
— 中村ひろき🇫🇮体質改善の専門家 (@you_chiryoin) November 29, 2020
世の中には不条理なことがけっこうあって、とくにカラダは不条理なことが多いです。
カイロや半身浴をすると、カラダがその場は温まったような気がしますが、根本的に冷えない体質が完成したわけでは1ミリもありません。
冷え体質から根本的に脱するとは、たとえば寒いところへ行ったとき、すみやかにカラダが危機を感じて血管を広げ、血流が手足の先までくまなく行き渡って、寒さを感じないことを指します。
で、そうなるためにどうすればいいか。
結論、血管を鍛えるより他なりません。
今よりも重いものを持ち上げられるには、筋肉を鍛えるより他ありませんね。
それと同じで、今より寒さに耐えようと思ったら、血管を鍛えるより他ないのです。
京都の染物職人に真冬の川で作業をさせて、その足の温度を測ったという実験があります。
すると、14分後には逆に温度が上昇しました。つまり血管が広がったのですね。
しかし、冷え体質の人はこうもいきません。これが冷え体質と非冷え体質の違いです。
ぼくは週6回銭湯で温冷浴をやっていますが、だんだん16℃くらいの水風呂が物足りなくなってきました。すぐに血管が開いてカラダが温まるので、水風呂に入っても冷えないのですね。
冒頭ツイートの子供達は水風呂で絶叫していましたが、慣れているのでしょうね、絶叫半分爆笑半分、といった表情でハツラツとしていました。
昔は暖房などなかったし、今ほどの防寒具もなかったでしょうから、つねに寒風摩擦をやっているようなものだったでしょうね。日々の暮らしの中で勝手に血管が鍛えられていたのだと思います。
しかし今は、寒い冬でも、寒いと感じることがありません。これでは血管がボケるのも無理ないです。
冷え体質の人がいきなり水風呂にドボンと浸かる必要はありませんが、まずは足首から、次は膝まで。ゆっくり水風呂に慣れていってください。筋肉と同様に、血管も鍛えましょう。