ドカ食いを避けるテクニック

分子栄養学

体質改善に欠かせない考え方。それは「長期目線」です。

42.195kmのフルマラソンを、後先考えずに序盤で猛ダッシュして勝てるわけがないことと同じで、人生も一応80年くらい生きることを想定しなければいけません。

長年苦しむ症状が改善できていない人は、この目線が悲しいほど抜け落ちています。

それはもう、糖質制限とか、そういう知識以前の問題なんです。

 

たとえば、太るからできるだけ食べないほうがいいと思って、朝と昼を抜いてみる。

そのときはいいけれども、夜になると強い空腹に襲われてしまい、ドカ食いしてしまう。

これもわかりやすく長期目線が抜け落ちている典型例ですね。

 

そもそも、お腹が空かないというのは、胃腸の調子が悪いとか、アドレナリンが出っぱなしでリラックスできていないとか、食べたら太るという罪悪感に包まれているとか、良くない理由が隠れていることが多いです。

いきなり80年スパンで考えるのは難しいでしょうから、ひとまず1日のことくらい、トータルで考える練習をしてみてください。

朝食べるのが遅くて、昼お腹が空いていなくても、そのぶん夜にドカ食いしてしまいそうなら、少しつまんだほうがいいのです。

 

ここで食べるものがすごく大事で、菓子パンとか、スイーツとか、単純糖質をとるとまた昼下がりにお腹がすいてくることは目に見えていますね。

ですから、手を抜きながらも、悪いものを食べない、という絶妙にいい加減なものをつまむことが大事なんです。

冒頭ツイートで紹介したのはサツマイモです。

米や芋は、しっかりと咀嚼して、早食いをしなければ、ほとんどの人にとって悪い糖質ではありません。

コンビニのプロテインバーよりは、鶏五目のおにぎりを推します。

たとえ昼にお腹がすいていなくても、夜ドカ食いするくらいなら、こういったものを食べたほうがいいのです。

なぜ良いか。血糖値が安定するからです。

空腹感は、胃が空っぽだから起こるのではなく、血糖値が不安定だから起こるんです。

冒頭ツイートの手抜きサツマイモ、ちょうど今シーズンだし美味しいので、ぜひサラッとつまんでみてくださいね。