糖質制限より低血糖がダメ

分子栄養学

低血糖というのは、空腹時の血糖値が70以下の状態を指します。

低血糖があると、カラダに不足しているものを補おうとしても、糖依存がジャマします。

野菜や海藻を食べても満足感が得られず、糖質を食べるまで食事を終わることができません。

糖質以外のものを食べても「なんか食べた気がしない・・・。」となっちゃうのですね。

 

さらに、糖依存があると、腸の炎症は止まりませんし、カビや悪性菌や有害物質をデトックスできません。

よって、一番最初に着手すべきなのは「低血糖」なのですね。

 

低血糖でなくなると、糖依存がなくなります。

食べたらもちろん美味しいが、別になくても大丈夫、という感じになるのですね。

こうなると、腸がどんどん栄養を吸収してくれるようになるので、亜鉛とか鉄とか、吸収されにくいサプリも飲めるようになります。

カラダがどんどん良くなるのはここからです。

 

よく「糖質制限をやってえらい目に遭った」という人がいます。

たしかに極端な糖質依存は勧められませんが、かといって糖依存のままでいいワケがありませんね。

このちょうど中間の情報が、今のネットやテレビにはほとんどありません。

 

糖依存を脱するまでには、一時的な糖質制限が必要です。

それも単に糖を抜けばいいわけではなく、同時にいくつかの策を講じる必要があります。

たとえば、糖の量を制限するのではなく、糖の質を制限する、とか。

 

糖質制限をしなくていいのは、低血糖を脱して体質改善できてからの話。

糖質制限とは糖から逃げ回っているだけで、本当のゴールは糖を正常に代謝できるようになることなんです。