タンパク質の消化吸収を助ける3つの工夫

分子栄養学

『胃もたれするので、プロテインが飲めない・・』

タンパク質をがんばって摂ってるのに、不調にあえぐひと多いんですよね。

そこで今回は、タンパク質をちゃんと消化吸収させるコツを3つおしえます。

  1. 機嫌よく生活する
  2. それなりに咀嚼する
  3. 小分けにして食べる

 

❶機嫌よく生活する

最初からつまらないアドバイスだなと思われたかもしれませんが、、

いくら高価な消化酵素サプリを飲んでいても、毎日がピリピリモードだったり、せかせかモードだったりすると、もうそれだけでタンパク質の代謝はうまくいきません。

(消化吸収のことをまとめて「代謝」と呼びますね)

なぜなら、そういうモードのときは、交感神経が優位だからです。

交感神経が優位のときは、戦闘状態です。

戦っているときにお腹が空いている場合ではありません。負ける確率が上がってしまうから。

よって、交感神経が優位のときは、意図的に胃腸機能が抑えられます。こんなときに消化吸収がうまくいかないのは当たり前です。

「食材」だけにこだわるのは、栄養学の中では正解でも、体質改善の中では不正解です。

体質改善において重要なのは「食事」です。

・その食事、おいしいですか?
・その食事、たのしいですか?
・その食事、うれしいですか?

まずはこういう気持ちで食事できていることが、タンパク質を代謝していく前提で超大事です。

 

❷それなりに咀嚼する

噛むことの大切さなんて、皆さんすでにご存知でしょうけども、正直30回も50回もやってられないですよね。仕事も家事も子育てもいそがしいし。

しかも、麺類やあったかい食べ物って、時間をかけるとドンドンまずくなるんですよね。

ここで早くも「おいしい」「たのしい」「うれしい」から遠ざかってしまうという。笑

だから、ぼくが推奨するのは〝それなりに〟咀嚼すること。

・ひとりでゆっくり食事できるとき
・ゆっくり食べてもまずくならないとき
・タンパク源(肉や魚など)を口に入れたとき

こういうときだけ、 プラス10〜20回咀嚼するようにしてみてください。

過去のクライアントさんの中には、

「よく噛みながらプロテインを飲んだら、胃もたれが起きなかった!」

というひともいました。

そして、咀嚼によって、今まで起きていた消化不良が起きなくなると、それが「たのしい」「うれしい」になったりするんですよね。

こういうときに、平均咀嚼回数って無意識にゆるっと増えるものです。

ぜひやってみてください。

 

❸小分けにして食べる

これも簡単なのでオススメです。

たとえばプロテインなら、20gを朝グビッと飲むのではなく、朝晩10gずつに分けて飲む。

あるいは、もっと分けられるなら、5gずつに分けて1日の中で4回合計20g飲む。

こうするだけで、同じ量なのに不調が出なくなるひと、たくさんいます。

ここまでプロテインを例にあげてきましたが、もちろん肉や魚や卵も同じです。とにかく10分でも20分でもいいから間隔をあけてみる。まあ外食のときはむりですけどね。

 

タンパク質の消化吸収を良くする方法って、他にもこんなものがあります。

・消化酵素サプリをつかう
・味噌や麹に漬け込んで食べる
・パパイヤやパイナップルと食べる

でも、

お金をかける前にできることはあるし、
自炊なんて元気になるまでやらなくていいし、
ここは南国じゃねーし、

ってことで、体質改善的には推奨度低めです。

また、そもそも睡眠不足のひとはまあまあ論外なので、ここでは省略!

こんなかんじで、体質改善では、現実的に持続可能で〝はみがき〟くらいの難易度の手段を選んでいくことが大切です。

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