風邪予防に必須の栄養素TOP3

分子栄養学

風邪を引きやすくて、次の3つが当てはまるひとは最後までご覧ください。

・人から移されることも多い
・冬になると元気がなくなる
・年中肌トラブルが絶えない

今回は、こういうひとが摂るべき栄養をランキング形式で教えます。

■第3位:亜鉛

亜鉛は免疫細胞を活発にするので、風邪を引かないために欠かせません。

亜鉛は体内で300以上の仕事をやっているので、不足するといろんなエラーが起こってきます。

たとえば、以下のような症状があるひとは、亜鉛不足の可能性があります。

・薄毛や白髪
・しみや乾燥肌
・味の濃いものが好き

また、血液検査上でも亜鉛不足があるかチェックできます。

みてほしいのは「ALP」です。

ALPは、亜鉛を助っ人とする酵素。

つまり亜鉛がないとはたらけないので壊れてしまいます。

よって、ALP不足=不足をうたがいます。

ALPの分子栄養学的な理想値は「60」です。

(以前の血液検査では、ALPをJSCC法という方法で測っていたので、基準値は180でした。)

不足があるひとは40くらいになることが多いです。

 

■第2位:ビタミンD

ビタミンDは免疫細胞のはたらきをコントロールして、カラダの免疫力を強くします。

免疫ということは、風邪やインフルだけでなく、アレルギーにも関係あるんですね。

だから、風邪をひきやすくて、アレルギー症状も持っているひとは、不足している可能性が高いです。

また、ビタミンDは紫外線に当たることで体内でつくられます。だから紫外線の弱い冬は不足しがちになります。

冬にふさぎこみがちになる「冬季うつ」のひとも、ビタミンD不足のことが多いです。

ビタミンD過不足の指標となる「血中25(OH)VD濃度」は、50〜70ng/mlが理想値です。30以下だとかなり少ないです。

鼻炎があったころのぼくは「11」しかありませんでした。

ネットを探すと、すこし高いですが「血中25(OH)VD濃度」だけを測ってくれる郵送サービスがあります。

ビタミンDはわりとサプリ摂取で数値が素直に上がってくることが多いので、もし血中濃度が低かったら摂取してみてください。1日5,000〜10,000IU摂ります。

そのときは必ず血中濃度を定期的にチェックしながら摂取してくださいね。なにも考えずに長期的に飲むのはオススメできません。

ぼくが飲んでいるサプリは、公式LINEの特典でシェアしています。

 

■第1位:ビタミンC

さすが1位というだけあって、ビタミンCで風邪引かなくなった報告は本当にたくさん受けます。

ぼく自身、毎日飲むようになった5年ほど前から、風邪で寝込んだりノドが痛くなる頻度がほんとうに減りました。感謝すべき栄養素ナンバーワンです。

風邪予防にビタミンCを飲むというのは、みなさんご存知だと思いますが、効果を感じないひとはたいてい量が少ないです。

厚生労働省の1日推奨量は100mgですが、これは欠乏症である「壊血病」にならないために必要な最低限度の量を指しています。

これを読んでいるあなたがいま、壊血病でないならば、1日100mgのビタミンCは摂れていることになります。

では、壊血病にならないためではなく、積極的に風邪を予防していくために必要な量はどれくらいでしょうか。

ぼくは毎日3g(=3,000mg)、疲れているときは5g、風邪を引いてしまったときは10gを推します。

ただし、ビタミンCは吸収も排出もされやすいので、安定的に血中濃度を高くキープするためには、こまめに摂るほうが良いです。

だから、一気に3g摂るのではなく、朝昼晩1gずつ摂ります。

・・とはいえ、いつもお伝えしているように、これらのビタミンやミネラルよりも、大前提として主食やタンパク質をしっかり摂れていることが大事です。

「朝はスムージーだけ」「夜はおかずだけ」をやっているひとは、まず主食を1日3回しっかり摂るだけで、確実に今よりも風邪を引きにくいカラダになりますよ。