3日間断食をやりたいと軽はずみに言う人がありますが、3日間断食には13日間必要です。
- 準備期…5日間
- 本番…3日間
- 回復期…5日間
実は、断食をするにあたって一番大切なのは「スケジューリング」なのですね。
外食などの予定がない連続した13日間をまずキッチリ確保すること。
コレが断食したいと思った際に一番目にやることなんです。
たいてい初めての人はこの重要性がわからないので、最初から予定が入っている日にねじ込んだり、あとから予定が入ったりします。
しかし、予定は勝手に入るものではなく、自分で入れるものなのですね。
断食のことを優先順位の一位に挙げられる13日間が用意できないならば、断食しないほうが健康なレベルです。
なぜこのような周到な期間が必要か。
まず準備期が少ない場合。コレは途中で低血糖を起こして倒れます。
- 脱力感
- 無力感
- ダルさ
- 吐き気
- めまい
このような低血糖症状に襲われます。つまりエネルギー切れですね。
加えて今までカフェインをたくさん摂っていた人は、離脱症状の頭痛も一緒に起こります。
こうなると仕事どころではないからリタイア。挙げ句の果てに「断食は悪だ」などと言い出します。笑
それから、回復期が短い場合。
腸が休んでいたところに負担の強いものをいきなり入れると、消化不良を起こします。
また、実は体に合っていなかった添加物や調味料で気持ち悪くなる人もあります。
断食後の腸はとにかくデリケートなので、いろいろ食べたい気持ちを抑えて、少しずつ回復する必要があるのです。
ぼくのクライアントさんは普段からの食生活もキッチリ管理させる上に、断食でも必ず13日間確保させるので、途中でリタイアする人はほとんどありません。
以前はこれほどうるさく言ってなかったので、ときどきリタイアする人も出たりして、もっと口を酸っぱくすれば良かったなぁと後悔しています。
とにかく、断食というのは諸刃の剣。
中途半端な心意気ならば、ぜひ「やらない」ことをオススメしますよ。